戸塚氏は「体罰も教育である」を信条としており、、「体罰をした顧問の思いも考えてやるべき」「自殺した生徒にも問題がある」と1月13日に似出演したテレビ番組でのべて、ネットや上には反論や怒りの声が相次いでいるようです。
男性アナウンサーの異論を黙れと一喝
戸塚氏は以前、暴力的な教育が行われているとして批判が相次いだ戸塚ヨットスクールの主宰者です。情緒障害児などの指導に効果があると評判になったものの、複数の死者を出したことから傷害致死罪で収監された経歴の持ち主です。
戸塚氏が出演したのはテレビ朝日の「サンデースクランブル」で開口一番「先ず考えたのは、顧問は多くの子供に体罰をやったのに、なぜあの子だけあんなことになったのか。不思議に思わないですか。全員が自殺したなら問題だろうが、あの子だけと言うことはあの子にも問題があったということですわ」
女性アナウンサーが「生徒の側に問題があったということですか?」質問すると、「当然です」と即答し、「本当に体罰で死んだのかどうかも分らない」などと述べたそうです。続けて「自殺した生徒はキャプテンになったわけでしょ。だけど本当はその力がなかったわけでしょ。本人が悩むくらいなんだから」とのべて被害者遺族の心情を逆なでするような発言を繰り返し、男性アナウンサーが「30～40発殴ることが必要なのか?」と言う問いに対して「だって彼が現に今、キャプテンなんだから。頑張ってもらわないと」と顧問の教師を擁護。
自らの経験に基づいた体罰肯定論を披露している途中で男性アナウンサーが異論を挟んできた際には「黙れ」と一喝「マスコミの諸君は現場にいたこともないのに、分らないくせに、偉そうに現場を指導するようなことを言う」と怒りをぶちまけたそうです。
加えて、「この一年で体罰で処分された先生は全国で400人。実際に体罰に関わったのは百何十人かだが、表面化したら処分されることを分った上で、それでも体罰をやったと言うことをよう考えてあげないといけない」と語り、体罰は教育上必須の指導法であると言う考えを強調したそうです。
戸塚ヨットスクール事件で逮捕収監された経歴の持ち主らしい考え方ですね。人を殺しておいて、何が顧問のことも考えてやらなければならないですか？人の悲しみ・心の痛みが分らないから被害者や遺族の心情を逆なでするようなことが平気でいえるんですよね。だったら自分も思いっきり30～40発殴られたら多少は自殺した生徒のつらさや苦しみが分るんじゃないですか。
またこういった人物を出演させたテレビ局サイドにも強い疑問を感じます。こういう経歴を持つ人物を出演させると、被害者感情を逆なでするような発言をすることは容易に想像できたはずです。どういう考えで戸塚氏を出演させたのか分りませんが、こういった重大な社会的事件のコメンテーターはもっと慎重に人選を進めるべきだと思います。
一度戸塚宏氏の頭を思いっきりぶん殴ってやろうかこの記事を読んで本当にそう思いました。皆さんはこの記事に関してどう思います?
