以前は、出来事としてひとまとめにしていたこの問題。大津市で中学生が自殺した事件が発覚して以降、よりいじめが深刻化していると思い、この問題について社会全体の一つとしてとらえるのではなく、いじめをどうしたら少しでも防げるか考えてみたいと思い、別枠で設けて書き込みをして行こうと思います。以前も書き込みをしましたとおり私は、小学6年のときに激しいいじめを受けた経験があります。その経験を踏まえて、今いじめで苦しんでいる人や家族の方たちと真剣に話が出来たらと思っています。
私の手元に大切に保管してある一通の手紙があります。それは息子が通っていた小学校の卒業文集に苛められた苦しい胸のうちを切々と書き込みをしていた女の子からの手紙です。彼女は小学3年生のときから無視をされたり、暴言を浴びせかけらりして、精神的にも追い詰められて、学校に登校できなくなっていったことが克明に書かれてありました。私は息子の登校班についていって、学校にもしょっちゅう顔を出していたのに、私と同じ苦しみを味わっている子がいるのに気づいてあげられなかった。もっと早く気づいていれば何らかの救いの手を差し伸べてあげることが出来たんじゃないかと思い、私の体験談を交えて彼女宛に手紙を出したところ、彼女から「私の手紙を読んで心が軽くなりました。ありがとうございました。これからも生きていくうえでつらいことや苦しいこともあると思いますが、頑張って生きていこうと思います。」という返信が届いてきてました。そして息子が彼女にとって救いだったと書かれてありました。息子の通っていた特別支援学級と保健室が彼女にとって、学校の中で心が安らぐ場所だったそうです。そして息子とのふれあいが何より好きだったそうです。それを読んで息子も人の役に立っていたんだと逆に私も少し嬉しい気分になりました。
皆さんもいじめという問題について真剣に考えてみませんか。
