このところ大きく報道されている、宝塚歌劇団宙組に所属していた25歳の団員さんが自殺に追い込まれた事件、昨日宝塚歌劇団理事長と、親会社の阪急阪神ホールディングスの関係者が記者会見を行いました。
昨日の記者会見では、歌劇団側は長時間による稽古や後輩への指導を束ねる立場にあり、睡眠時間が3時間程度しか取れない日々が続いて、過重なストレスとプレッシャーがかかり続け、所属団員の安全管理が機能していなかったとして、謝罪しました。
しかし、ご遺族側が指摘していた、先輩団員によるパワハラやいじめは確認できなかったとして認めませんでした。遺族側は納得できないと厳しく批判しています。
遺族代理人の弁護士によりますと、亡くなられた女性の人格を否定するような暴言や、顔が命である歌劇団であるにもかかわらず、ヘアーアイロンを額に押し当てて、火傷を負わせるなどの怪我を負わせるなどの、恐喝や脅迫、障害の罪に問われても何ら不思議ではない行為が日常的に行われていたとされます。
このような事案は以前から指摘されていたとのことで、団員が自殺するという最悪な結末を迎えたことで、一気に噴出したのだろうと思います。もう、この事件も有耶無耶にしたり、隠し通すこともできないでしょうね。今まではスパルタ的な指導や、暴力や暴言を伴う行為も許されてきたのかもしれませんが、こう言った行為は犯罪です。
この事件をキチンと解決していくためには、誰がどのような行為をして、自殺に追い込まれて行ったのかをしっかり検証して、暴力行為を行なった劇団員の実名も公表するなどの措置が必要ではないかと思います。
昨日の記者会見をニュースで見た限り、この記者会見に出席した奴らには、自浄能力は期待できないと感じた私です。
