sakura542gouのブログ

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桜宮高校バスケ部体罰事件・賠償命令出る

大阪市立桜宮高校バスケ部のキャプテンだった2年生男子生徒が、顧問の元教諭の激しい体罰を苦にして自殺した事件。その賠償命令が東京地裁判決で言い渡されました。元男性教諭の体罰が自殺の原因として、生徒の両親と兄が市に1億7400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、市に7500万円の賠償を命じました。岩井伸晃裁判長は、体罰と自殺8の因果関係を認め、「元教諭は自殺を予見できたのに、危険性を増大させる暴行や威圧的言動を続け、生徒は精神的に追い詰められた」と述べました。

大阪市は控訴しないと表明し、元教諭に賠償の一部を求める方針だそうです。遺族側弁護士は主張が認められなかった点もあるとして、控訴するか検討するとしています。
 判決によると、元教諭は、生徒がキャプテンになった2012年9月以降、ほかの部員の前で「キャプテン辞めろ」と叱るなどし、同年12月22日の練習試合中は顔などを約20回殴打。」生徒は翌日、自宅で自殺しました。
 判決は「元教諭の暴行は、指導者として許される範囲を著しく逸脱した虐待行為」と強調。「動物と一緒や」と罵倒したことなども「尊厳を傷つける侮辱的な暴言で言葉の暴力」とし、暴行と威圧的言動は「一連一体の違法行為」と指摘しました。
 そのうえで自殺との因果関係を検討。▶自殺前日に最も強度な暴行を受けた▶自殺前に手紙や遺書に「本当に辛い」と記載していたーことなどから生徒は体罰によって強い心理的打撃を受けていたと認めました。
 さらに、文科省が09年以降、全国の学校に配布した手引きなどで自殺予防を促していたほか、元教諭は、顔に投げられたボールをよけないなどの生徒の異変の兆候も認識していたとして、自殺の予見可能性があったと認定し、体罰が自殺の原因と判断しました。
 遺族は「自殺の一年以上前に元教諭の体罰に関する公益通報があったのに好調が放置した」と学校の管理責任も主張しましたが、判決は「校長らに違法行為があったか否かを検討するまでもなく、市に賠償責任がある」としました。
 損害額の算定では市が訴訟で「家族の言動などが自殺の大きな要因」と主張したことを『責任転嫁。遺族の心情を害した」と指摘。慰謝料などを9730万円としたうえで、生徒にストレスに弱い面があったとし、30%減額しました。
 元教諭は傷害・暴行罪で在宅起訴され、13年9月、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を受け、控訴せずに確定。自殺との因果関係は言及されなかったそうです。

判決後に都内で記者会見した両親と兄は「暴力を振るっている指導者や教師は、すぐに改めてほしい」と切実な表情で訴えたそうです。
 父親(46)は「裁判所は正しい判断を出してくれた。大阪市は行政の責任を真摯に受け止めてほしい」と目を潤ませて語ったそうです。息子を亡くし、「同じ家に住み続けるのは辛い」と関東地方に転居したそうです。
 判決を迎えた法廷では、息子の遺骨を入れたカバンを抱え「一緒に頑張ったな」と心の中でそうつぶやいたそうです。
 母親は「まだ気持ちの整理ができない。成人した息子の姿を想像してしまう」と言葉を詰まらせ、涙を浮かべたといいます。兄も「すべてが終わっても、弟は帰ってこない」と肩を落としたそうです。今回の裁判では、市や元教諭の言動に何度も心を傷つけられたそうです。
 元教諭は体罰と自殺の因果関係が争点となった法廷で「自殺の原因はわからない」と言葉を濁し続けました。市側も「因果関係は司法で判断してほしい」との姿勢を崩さず、裁判所の和解の勧めにも応じませんでした。父親は「息子のような犠牲を二度と出したくない。判決が今後の体罰の抑止力になることを強く望む」と語り、「市や学校は体罰防止の手引きをつくるだけでなく、チェックする仕組みをきちんと作ってほしい』と語ったそうです。

この事件は、あまりの凄惨かつ悲惨な暴力が日常的に行われていたということで、当時マスコミが大きく報道した事件だったですよね。学校という教育の場で行われている体罰や恫喝・威嚇的・威圧的な言動。それも生徒の規範となるべき教師が行っていたというのですから、あまりにも悪質すぎます。体罰を苦にして亡くなった生徒の遺書に「キャプテンしばいたら強くなれるんですか?」という叫び。本当に辛かっただろうと思います。
 生徒を自殺にまで追い込んでおきながら、この教諭は懲役1年・執行猶予3年というあまりにも軽い刑罰で済んだんですよね。暴行傷害ではなく、なぜ殺人罪で立件できなかったのでしょうか。それと、被害者生徒にも精神的に弱い面があったとして損害賠償額から30%引かれた額を支払うように命じたとありますが、高校生ならまだまだ精神的に未熟なところ、弱いところはありますよ。精神的に弱いところがあった~30%減額するというのは、私には解せないです。
この元教諭、今では刑期を終えて出所しているんですよね。お願いですからもう二度と教育の現場には戻らないでください。あなたみたいな暴力教師は、教育の現場には不必要です。学校もこの教諭の暴力行為の通報があったにもかかわらず、何の手立ても打たなかったんですよね。そんなにこの元教諭が怖かったんですか?そんな腰抜けな学校管理者に教育を受ける側の生徒がかわいそうです。学校の校長も元教諭とともに、生徒の家を訪れて土下座しろって言いたいです。