今はもう秋〜。私は今、読書の秋として、今まで買い貯めてきた書籍を改めて読み返してます。
今読んでいるのが、2017年に逝去された、小坂ルカさんの余命10年と言う本。普通に健康に過ごしてたら、自分はあと何年生きられかとか、あまり考えることはないと思いますが、この作家さんは20歳の時に完治が不可能な難病にかかり、有効な治療方法も薬もないため、余命はあと107年と言う診断を受け、その後小学生の時に同じクラスメイトだった男性と故郷で同窓会で再会し、残りの人生が少ない彼女は恋人として付き合っていいのかどうか、このまま誰かと一緒に暮らしてもいいのか、好きな人と結ばれていいのかなど、いろんな葛藤を抱えながらも、自分のライフワークの仕事をこなしながら、月日は流れ、発病から10年の間に有効な治療法が確立される、薬が開発されて好きな人と結ばれたいと言う彼女の夢は果たせないまま天に召されていくと言うストーリーです。
残りの命が10年と診断されたら、わたしはどのように生きていくのか。私には大切な空がいますし、2人の子供もいます。大切な家族を遺して旅立たなければならなくなったら、体が動けるうちに、空といろんなところに旅をして、私が若い頃に旅をして見てきた、美しい日本の四季折々の景色を空に見せてあげたい。そして、空にはありがとうと感謝の思いを伝えて、そして2人の子供の幸せを願いながら旅立って行けたらいいなと思いました。自分のこれからの生き方を考えるいいきっかけとなったお話でした。
