広島に続いて、今日は長崎に原爆が投下された日。台風6号の影響で、今年は規模を大幅に縮小して、屋内で開催されることが決まりました。
被曝された方々の平均年齢は85歳。被曝の実相を知る方が年々少なくなる中で、長崎で被曝された方は、長崎を最後の被爆地にしなければならないと言う強い信念のもと、長い間活動されて来ました。
その被爆者の強い思いとは裏腹に、ロシアがウクライナに侵攻し、核兵器の使用も辞さないという恫喝を繰り返し、北朝鮮は核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイルの開発を推し進めたり、中国は軍備拡大を進めています。核兵器廃絶や核軍縮に向け対話は非常に厳しい状態に陥ってしまってます。
また、日本は世界で唯一の核被爆国でありながら、核兵器禁止条約を批准していません。核廃絶に向けて世界の中心的役割を果たさなければならない立場であるにもかかわらず、核の傘中にいるから安心だという、根拠のない幻想に囚われて、事実上核抑止力に平和に頼るという、ありえない政策をとっています。
長崎を最後の被爆地に。この長崎原爆で被曝された方々の祈り、願いがいつかは世界のリーダーに届きますように。
