長崎原爆の日

 今日は長崎原爆の日です。1945年の今日午前11時02分に長崎に原爆が落とされて、7万人もの人が即死、生き永らえた人も、放射線による後遺障害に苦しめられて今日に至っています。

 私はテレビで平和祈念式典を見ながら、原爆投下時刻には、長崎のある西の方角に向かって黙とうを捧げました。そして、長崎市田上市長が平和宣言を読み上げ、核廃絶に向けて、分断ではなく、世界が連帯することの必要性、日本が唯一の被爆国として、核兵器禁止条約を早期に批准することを訴えていました。その一方で安倍総理は、来賓あいさつの中で、核保有国と、非保有国との橋渡し役になり、世界平和に貢献すると言っていましたが、正直中身のない、上辺だけの薄っぺらい挨拶に感じました。その一番の要因は、田上市長も言及されていた核兵器禁止条約の早期批准についての言及が一切なかったからだと思います。被爆者の方々や、核兵器廃絶を訴えるNGOなどは、核兵器と人類は共存できない・核兵器は絶対悪である・核兵器保有することによってもたらされる平和などない。そう訴えておられますが、日本は条約の批准をすることなく今に至っております。その間に被爆された方々はなくなられて、原爆の被爆体験を直接語れる方々がどんどん少なくなっていって、被爆者の皆様が望まれる、核兵器のない世界の実現はいまだ険しい道のりであることを突き付けられています。被爆された方々がこの世からいなくなってしまう日もそう遠くない将来やってきます。核兵器によるパワーバランスによって平和がもたらされるというような妄想は捨てて、同じ人類、お互いに腹を割って話し合えば、核兵器を持たずとも、お互いの理解を得られるのではないかと思います。長崎の被爆者の切実な願いである、「長崎を最後の被爆地にしなければいけない」この言葉を、安倍総理はどの様に受け取ったのでしょうか。今日のような上辺だけの中身のない、薄っぺらい挨拶なんていらないんです。核軍縮に向けての橋渡し役を担うというのであれば、行動と態度で示してください。