sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

サミットが終わって…。

昨日で、広島で行われたサミットが終わり、各国首脳はそれぞれ帰国の途につきました。今回は人類史上初めて、核兵器の惨禍に見舞われた広島での開催で、核軍縮と今侵略を受けているウクライナの支援や復興が主要議題の一つに挙げられてました。

G7首脳やウクライナのゼレンスキー大統領などが広島の原爆資料館平和公園を訪れて献花し、核軍縮をどう目指すのかが問われましたが、被爆者の方々からは落胆の声も聞かれます。相変わらず核の傘によって守られていることの変わらなさ、核防衛に重きを置いた首脳宣言は、被曝された方々から見れば、遅々として進まない核軍縮に苛立ちを覚えるのも当然だと思いますし、原爆が投下されてから78年、一貫して訴えてこられた、私たちが生きている間に核兵器を地球上から全廃してほしいという願いが届かないまま、月日が流れて、被曝された方は高齢化されています。だから被爆者は怒りの声をあげておられるのだと思います。

これは私の個人的な感想なんですが、それでも広島に首脳が集まって、原爆資料館平和公園を訪れた意味はあったのではないかと思います。昔から百聞は一見にしかずと言います。おそらくどの国の歴史の教科書には、広島・長崎で原爆が投下されて、破滅的な被害が出た・多くの人が強烈な爆風と、熱線により命を落としたことは習うと思います。核兵器はあらゆる兵器の中でも、格段に破壊力の大きい兵器だということはわかると思います。でも、実際にあのキノコ雲の下で、何が起きていたのか、そこにいた方々は何をみて、命を失っていったのかは、教科書には書かれていません。やはり、実際に自分の目で見て、体験された方の話を聞いて、自分の中で何を感じたのか、そしてこのたったひとつしかない地球という星で、みんなが平和に生きていくためには、何をしなければならないのかしっかり考える。それが核兵器を廃絶させるための第一歩なのではないかと思います。

このG7が、核抑止力に頼った政策の終わりの始まりになればと願わずにはいられない私です。

核兵器と地球に生きる命は共存できません。