昨日の夜8時ごろ、東京調布市の京王電鉄の新宿行きの特急の車内で、服部恭太容疑者が突然刃物で72歳男性の右胸を刺して、さらに車内でペットボトルに入ったライターオイルに火をつけて火災を発生させて、右胸を刺された男性が意識不明の重体になっているほか、16名にけがを負わせて、本来なら特急が止まらない国領駅に緊急停車して、駆け付けた警察官によって取り押さえられて、逮捕されました。調べに対して服部容疑者は、6がつ頃から仕事がうまくいかずトラブルになって会社を辞めた。大勢の人を殺せば死刑になれると思った」などと話していて、大量殺人を計画していたような供述も話しているそうです。服部容疑者は8月に小田急線内で起きた事件を参考にして事件を企てたとも供述しているそうです。
この事件、鉄道をいう、走っている限りは外に逃げられない密室の中で起きた事件ですが、こういった事件を見聞きする度に、やはり長大編成の列車や都市部を走る列車には、車内に防犯カメラの設置が必要なのかなっていう気もします。また、改札機には金属探知機の設置も空港の搭乗ゲートのように必要なのかっていう気もしますね。鉄道は乗車の際に厳しいボディーチェックがあるわけでもないですし、たまたま隣に乗り合わせた人物が刃物を振り回す人物だっただけで犯罪に巻き込まれる可能性も考えなければいけないなんて、本当に嫌な世の中になりましたよね。
まずは服部容疑者の取り調べが行われることになりますが、その後起訴されて裁判になると思います。その時に心神耗弱だったから罪には問えないなどという様なことは言い出さないだろうなって思います。人を大量に殺したかったという明確な殺意をもって犯行に及んだわけですから、望みどおりに死刑にしてやればいいのではないかと思います。