安倍総理が体調の悪化を理由に辞任を表明してから、次期総理大臣を巡って、自民党内の動きが慌ただしくなっていますが、今回は党員票はカウントせず、国会議員と都道府県連票で決めることになるようですね。今のところ立候補をしている人・立候補予定者は菅官房長官に岸田氏、そして石破氏の3人で、この3人の中から次の総理大臣が決まるのではないかと思いますが、報道では菅氏が細田派や麻生派、竹下派などの派閥に所属する議員の支援を受ける見通しになったと伝えられ、菅氏が一歩リードしているのかなって感じです。
こうして総理大臣が選ばれるのは、あまり国民の声が届かないように感じる私です。都道府県のリーダーである知事を選ぶのは選挙で決まりますが、国のリーダーである総理大臣を決めるのは、何故直接選挙を行わないのかっていう気がします。アメリカの大統領選挙のように、国民が代議員を選出し、選ばれた代議員が次の大統領を選出するように、日本もそういった選出方法をしてはどうかっていう気がします。そしたらもっと国民の声が国政に届きやすくなるのではないかと思います。今のやり方だとその時の政権にある党の代表=総理大臣という図式になっていて、現在政権の座にある自民党の総裁=総理大臣ということになるのは、ちょっとなんだかなぁっていう気がします。アメリカの民主党と共和党など、2大政党による切磋琢磨した政治が日本ではなかなかできないのは、こういった国のリーダーの選び方も少なからず影響しているのかもなぁって思う私です。