sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

熊本を襲った集中豪雨から一か月

 

 熊本県を中心に大雨による被害が出た集中豪雨から、今日で一か月がたちました。熊本県内では、65人もの方が亡くなり、今も二人の方の行方が分かっていません。道路も寸断されて、孤立状態が一か月近く続いた集落もあります。今は大きな被害をもたらした梅雨も明けて、夏の炎天下の下での復旧作業となり、暑さで体力が奪われる状況に合わせて、コロナウィルスによる影響で、ボランティアの参加が、感染拡大を防ぐためとして、熊本県内に限られており、各地から人出が集まらず、復旧が思うように進まないという実情もあります。

 特に球磨川沿いの自治体の被害が大きく、球磨村養護老人ホーム、千寿園では、14人もの方が亡くなる大きな被害が出ました。球磨川と支流が合流する近くに建てられていて、本流である球磨川からあふれ出した水と、支流からあふれ出した水が、背後に山がある関係で、逃げ場を失って、急速に水位が上昇したことが詳しい解析の結果明らかになりましたが、こういった地形は山がちな日本では至る所にあるわけで、これは全国で避難計画を練る際の重要な指標になるのではないかと思います。こういった災害を少しでも減らすためには、自分の住んでいるところで避難勧告や指示が出たら、いつでもいち早く避難ができるように、普段から備えておく必要があると思います。自分が住んでいるところは大丈夫という過信はせずに、自分の住んでいる所はどの様な災害リスクがあるのか、しっかりと把握して、次にやってくる災害の時にも生き延びる事こそが、亡くなられた方々へのレクイエムとなるのではないかと思います。

 現地は今はまだ復興・復旧が緒に就いたばかりだと思います。これから長い長い復旧への道のりが続くと思いますが、しっかりと前を向いて復旧を進めて欲しいなと思います。