結愛ちゃんの虐待死事件が明るみになって、子供への虐待・暴力が大きな社会問題となっていますが、ここにきて小池都知事が虐待防止への取り組みを行うと、記者会見で述べていましたが、これまでもあれだけ多くの虐待事件が発覚してはその度に対策を強化するとか、そういう言葉を聞きました。
日本全国の都道府県のうち、児童相談所と警察が情報の共有化などを行っているのは、高知県・愛知県・茨城県の3県にとどまっています。なぜこういった取り組みが日本全国で行われないのか、私は非常に疑問を感じます。
児童相談所が通報のあった家庭に出向いて、子供に合わせてもらえなかった時点で、虐待を疑って、警察に介入してもらうなどの対策は今すぐにでも出来るはずです。
児童相談所だけでは対応するにも限界があります。もっと組織の垣根を越えた対策が必要だと分かっているはずなのに、「今後スピード感を持って対応したい」というのは、あまりにも遅すぎるんじゃないかと思います。今この時にも、どこかで虐待を受けて苦しんでいる・辛い思いをしている子供たちがいるはずです。そういた子供たちの声なき声に耳を傾ける。それが都道府県のトップや官僚、政治家や政府の役割なんじゃないでしょうか。今命の危機に瀕しているような子供たちのためにも、森友・加計問題で揉めている場合じゃないと思います。
結愛ちゃんのの心からの叫びを書いたノートを読んで何にも感じないような知事や政治家なんて必要ないです。
結愛ちゃんの死を無駄にしないためにも、虐待防止に向けた取り組みをもっと迅速に行ってもらいたいです。