萩明倫学舎の展示物の紹介の続きです。昨日は、幕末の頃の江戸時代の、当時の最先端技術を紹介しましたが、
浦賀にペリー提督が来航して、激動の時代に突入していきます。
浦賀に来航したペリー提督。写真で見るよりも強張った顔で描かれています。いかに当時の人々が恐れていたかを
如実に物語る資料として、貴重なものだそうです。
この当時の携帯用の武器として用いられた鉄砲。1543年に
種子島に鉄砲が伝わって以来、江戸時代は鉄砲を使う外的圧力が少なかったため、鉄砲の進化は停滞しましたが、江戸末期になると外的圧力が高まり、大きく進化したということです。
そして、江戸時代最大の重火器である大砲。下の写真の球体は本物の実弾です。これらの激動の時代を経て、日本は開国し、江戸時代は終わりをつげ、
明治維新へと向かいます。明治以降も、
戊辰戦争や
西南戦争など幾多の戦乱を経て、今に通じる文明開化へと続いて行った時代でした。