昨日のニュースウォッチ9で報道されてましたが、昨日は大津市で当時中学2年生の男子生徒が、いじめを苦にして自殺してから5年という日でした。あの事件が発覚した当初は、あまりの凄惨ないじめに、多くの報道機関が時間を割いて・紙面を割いて報道していましたが、今はいじめに関する報道も少なくなってしまいましたね。
自殺した生徒が通っていた中学校では、命について考える授業が行われたそうですが、今、在籍している子供たちは、当時はまだ小学生だったわけで、この事件について、直接見たわけではないと思いますが、自分の命・そしてほかの人の命について考えるきっかけになったのではないでしょうか。自分の命が大切だというのは、言うまでもありませんが、自分の命と同じくらい、ほかの人の命も大切なんだっていうことをしっかりと胸に焼き付けてほしいなと思います。
この事件はのちにいじめ対策基本法が成立・施行される大きなきっかけとなった事件でした。ただ、この法律には欠陥もあって、重大事案をだれがどのように認定するのかなど、多くの課題を抱えています。私は、いじめと認定された時点で、すべての事案を重大事案として取り扱うべきではないかと思います。そして、速やかに第三者を交えての対策を実行していく。これが大事なのではないかと思います。
この事件の加害者はいまだに表に出てきませんが、どこで一体何をしているのか、自分が危害を加えた被害者が自らの命を絶ってしまったという結果を、どのように思っているのか、自ら表に出て話してもらいたいと思います。逃げ得なんて絶対に許せないです。それなりのペナルティーを受けてもらいたい。そう思う私です。
