sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

広島県中三自殺・母親の手記

 広島県府中町立緑ヶ丘中学校3年生の男子生徒が誤った万引き記録に基づく進路指導の後に自殺した問題で、自殺した生徒のお母さんが手記を寄せたそうです。
 学校が作成した自殺の報告書について「まとめ方は不十分」とつづるなど、学校や教育委員会に対して不信感を抱いていることが記されています。

手記には、亡くなった息子さんのこと、勉強や部活に対する取り組み方や家ではかじなどをよく手伝ってくれる、まじめで几帳面だったということが書かれています。文化祭では災害復興ソングを全校生徒の前で歌うなど、活動的であったことがうかがえます。音楽やファッションに興味を持っていたようです。
 お菓子作りも得意だったようで、部活の引退の時や文化祭の時には自分でケーキを焼いて持って行っていたと書いてあります。

将来の夢は軽音楽部に入って楽器を演奏したいという夢を抱いていたようです。大学進学も見据えていて、高校も自分が行きたい大学へ進学可能かどうか真剣に考えていたようです。

自殺の要因について自分の頑張りが認めてもらえなかったことに加え、身に覚えのないことが独り歩きをしたことが原因ではないかとつづられています。

学校の対応は、入試を控えた同級生を動揺させたくないという思いから、死因は入試が終わるまでは伏せてほしいが、保護者には進路指導の事案について説明してほしいと願っていたと書かれています。そしてその後も不誠実極まりない態度をとられたと書かれてあります。
 そのほかにも信じられないようなことが書かれてあり、学校や教育委員会の対応がいかに不誠実極まりない対応だったか、お母さんに手記からにじみ出てくるような感じがします。そしてこのなくなった生徒の担任だった教師は、未だに表に出てきませんが、そんなに自分の身がかわいいのかって思います。自分の間違った進路指導により、一人の生徒が自殺するという結果を招いたのは、明らかに学校側に責任ですし、その最前線に立っていたのは、担任の教師ではないかと思います。毎日生徒と接していて、進路指導をしていた教師がなぜ表に出てきて、公式に謝罪をしないのか。やっぱり学校という密室で起こった不祥事だけに、もみ消したいのか?隠ぺい体質がいまだにはびこっているのか。このお母さんの手記を読んでそう思った私です。