星府が世界文化遺産への登録を目指す明治日本の産業革命遺産について、ユネスコの諮問機関『国際記念物遺跡会議(イコモス)』が、登録をユネスコに勧告しました内閣官房が4日、発表いたしました。6月28日から7月8日までドイツのボンで開かれる世界遺産委員会で正式決定される可能性が高いということです。勧告通り登録されれば、昨年の富岡製糸場と絹産業遺跡群に続いて15件目。九州・山口・沖縄関連では『琉球王国のグスク及び関連遺産群』についで2件目となります。
産業革命遺産は、日本の重工業の歩みをたどるもので、幕末に薩摩・長州・佐賀藩などが手がけた反射炉や造船所跡・ドック跡から、明治時代後期の官営やはた製鉄所や三池炭鉱・三菱長崎造船所にいたる8エリアの23件が構成資産・どう造船所の大型クレーンなど、これまで日本の世界遺産には無かった稼働中の施設や、『軍艦島』として有名な端島炭鉱が含まれるそうです。