sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

過労自殺問題・今日の新聞社会面より~

大手英会話学校の女性講師(22)が2011年に自殺したのは、長時間の「持ち帰り残業」が要因だったとして、金沢労働基準監督署が今年5月に労災認定をしたことがわかったそうです。女性は一人暮らしのため自宅での作業量の裏づけが困難だったそうですが、労基署は女性が作った大量の教材などから作業時間を推定する異例の措置をとったそうです。過労死等防止対策推進法(過労死防止法)が今月施行されたこともあり、女性の父親は持ち帰り残業の問題性を広く訴えたいとしています。
 女性は11年春、子供向け英会話学校を各地で展開する運営会社「アミティー岡山市)入り、金沢市の学校で勤務。実家がある大阪府を離れて暮らしていましたが、同年6月にマンションから飛び降り自殺したそうです。生前、持ち替えr地残業の多さを聞いていた父親が労災認定を申請したそうです。
 労基署の資料や代理人の弁護士によると、労基署は、女性が入社後約2ヶ月間で自宅で作成した文字カード1210枚・絵入カード1175枚の教材に着目。丁寧にイラストなどがあしらわれていて、担当者が作ってみたところ、1枚につき29秒~9分26秒かかったということだそうです。これを元に一ヶ月の残業時間を82時間と推定し、学校での残業を含めると111時間を超えたため、女性が長時間労働うつ病を発症したとして労災を認定したそうです。
 残業状況をめぐり会社側と遺族側の主張に開きがあったことから、労基署はこうした立証方法をとったと見られるそうです。持ち帰り残業が要因の自殺が労災認定された例は過去にもあるそうなんですが、問題に取り組む弁護士らによると、裏付けは同居家族の証言などが中心だそうです。アミティーは「イーオンホールディングスのグループ企業で、取材に対し「会社としては、持ち帰り残業などで過酷な勤務だったとの認識を持っていなかったが、改めてお悔やみ申し上げたい。従業員の業務を軽減する取り組みにいっそう力を入れたい」と話しています。
 
自殺直前に女性が送ったメールだそうです
2011年5月13日
自分の仕事のできてなさ痛感の一日。あぁぁ自己嫌悪自己嫌悪・・・・・でも頑張って生きないとね
 
5月17日
最近綱渡りの日々なのです。毎日3時間睡眠ぐらいで戦ってる。泣 しかし準備が思い通り進まんくて悪循環から抜け出せない
 
5月21日
行きたくないよ。毎日こんなんだ。なんか最近ほんま仕事が終わらんくて。出された課題もこなせんくて、皆様からどう思われてるんやろって考えると欝になる日々
 
6月2日
昨日帰ってから病んでもて仕事手につかんかった。癒えかえっても全力で仕事せないかんの辛い・・・・・でもそうせな終わらへんよな?
 
月の残業が111時間って、一日に計算したら3時間以上の残業ですよね。これって異常な状態だと思います。過労死が問題となってから久しいですが、未だに仕事の現場ではびこっているのが、仕事をするのはいいことだという風潮。確かに仕事をするのは素晴らしいことですし、いい事だと思いますが、ワークライフバランスが大切だというのが世界の見方です。残業が当たり前にあって、それで生活が成り立っているという状態のほうがおかしいのであって、本来なら定時間の仕事で生活ができる状態なのが普通なのではないかと思います。やっぱり自殺にまで追い込まれるほどの過重な仕事をさせた会社には厳しいペナルティーを課すべきですし、それと共に会社名も公表すべきです。そしたら、会社の信用も落ちて人材が集まらなくなるなどの影響を恐れて、労働環境の改善にも目が行くのではないかと思います。私もサラリーマンの一人ですが、長時間残業が当たり前になっている今、過労自殺が出ないかどうか心配しています。
 この女性が命に代えて訴えたかった職場の残業時間などの労働環境の改善が進むことを祈ってます。