7月に長崎県佐世保市で起こった高校1年の女子生徒が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の少女の父親が、佐世保市内の自宅で首をつった状態で死亡しているのが5日見つかったそうです。県警は争った形跡などがない点等から自殺と見ているようです。消防等によると、5日午後4時頃、父親の知人から119番通報があり、自宅で死亡が確認されたようです。
少女は7月26日に、生徒の頭を工具で殴り、首を絞めて殺害した疑いで翌日逮捕され、8月11日から精神鑑定のため医療機関に鑑定留置されています。
この父親の自殺は、私の個人的な意見としては、あまりにも無責任すぎないかと思います。加害少女がこのような猟奇的な事件を起こすに至ったのは何なのか、何か原因があるはずです。そのことを探る上で父親はきちんと自分の娘をどのように育てて、躾けてきたのか、どのように毎日接していたのか、公的機関の前で話をする義務があったはずです。それをせずにして自ら死を選ぶなんてあまりにも無責任すぎます。殺害された少女のご遺族のことも考えると、生きてきちんと話をする必要があったのではないかと思います。
また、鑑定留置されている少女にもこの知らせは行くと思います。これからの取調べに何らかの影響が出るのではないか?私はそう思いますが。
父親は事件後代理人弁護士に「私は生きていていいんでしょうか」と話していたそうです。生きなければいけなかったんです。事件を起こすに至った全容を解明するためにも。生きて洗いざらい話す必要があったのだと思います。
