今日、横綱審議委員会の使者が大関鶴竜の所属する井筒部屋を訪れ、満場一致で横綱に推挙されたと言うことを伝え、これで正式に横綱鶴竜が誕生したわけですが、これでモンゴル出身の横綱が朝青竜・白鵬・日馬富士に続いて4人連続で誕生したわけですが、日本人横綱は若乃花以来誕生してませんよね。大関はたくさん誕生しましたが、大関の座でもたついてなかなか成績が上がらないうちに体力的に衰えてきて、引退と言うパターンが多いです。モンゴル勢の力士が、モンゴル相撲で鍛えられて強いと言うのはよくわかるんですが、日本人力士としてのプライドがないんかといいたくなるくらい、大関人はふがいなさ過ぎです。大関に昇格する基準も甘すぎるんじゃないかと思います。
大関に昇格するには、関脇で直近の3場所で33勝と言うのがひとつの目安となっていますが、3場所で33勝というと1場所11勝。これだと優勝争いには絡めませんよね。直近の3場所で33勝という基準にプラスして、そのうちの一回は優勝というのを新たに基準として設けるくらいの改革をしてもいいのではないでしょうか。大関に昇格するときの基準が甘いから、いつまでも優勝争いできる大関が誕生しない。だから日本人横綱も誕生しない。そういう悪循環に陥っているんじゃないでしょうか。日本人横綱を誕生させるためにも、日本相撲協会自体が日本人力士の育成にもっとリーダーシップを発揮しないと、いつまでも日本人横綱は誕生しないと思います。
