紀勢本線の東海エリアは非電化区間なので、ディーゼルカーが活躍しています。この新宮から名古屋に向かう場合、特急南紀を利用する場合が多いのではないかと思いますが、特急で通り過ぎるには、あまりにもったいない景色が続いています。紀伊長島までは熊野灘に沿って走る区間で、紀伊長島を出ると志摩半島の付け根を横切る山岳路線と化します。昔の特急ディーゼルカーではエンジンを目いっぱいふかしても50キロから60キロを出すのがやっとって言う感じでしたが、ハイパワーを誇るキハ85系では、難なくこの険しい区間も超えていきます。そして、多紀で参宮線に乗り換えて、鳥羽で写したのがキハ75系快速みえ。ほぼ一時間に1本の割合で運転されており、今では近鉄特急に比べて、料金が安く、車両が快適になったためか、近鉄との差も昔に比べると縮まってきたようです。
鉄道写真シリーズ
鉄道写真シリーズ。今回は紀勢本線の新宮からJR東海エリアに入って、多紀で参宮線に乗り換えて鳥羽まで行って、さらに名古屋に向かったときの様子です。