sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

風立ちぬをみて

 昨日、母の車の手直しがすんだ後、自分の車を走らせて映画館へ直行。目的はスタジオジブリ最新作映画にして、宮崎監督最後の作品となる風立ちぬを見ること。上映開始1時間ほど前に言ってチケットを購入。このときはまだ空席がかなりあったんですが、少し早めの食事をフードコートで済ませて映画館に戻ると、館内は満員で、やはりみんなの関心も高いみたいですね。そして、11:25分に上映がスタート。ゼロ戦を設計した堀越二郎氏の幼少期の美しい飛行機を設計したいと母に話すシーンから始まって、大人になってもその夢は変わらず、上京する汽車に揺られている中でも設計図をかいたりして、その中で一人の女性菜穂子と出会います。その直後に襲った関東大震災。震災直後の混乱の中で次郎は菜穂子の家まで怪我をした菜穂子の身内を送り届けて、その場で別れて、何年かたって飛行機の設計の仕事をしながらテスト飛行を繰り返すうちに、軽井沢のホテルの中で菜穂子との再会を果たします。このとき菜穂子は結核をわずらっていることを次郎に告げて、それを承知の上で次郎は菜穂子と結婚することを決めて、次郎と菜穂子は結婚し、菜穂子は結核療養所に入院し、別れて暮らすことになります。そして、菜穂子が吐血したとの連絡が入り、次郎は菜穂子を自分が暮らしている上司の離れの家に迎え入れます。次郎は美しい機体を持つ飛行機の設計と仕事が終わると愛する妻の待つ家に帰る毎日を送っていたんですが、結核は菜穂子の体を確実に蝕んでいって、死期を悟った菜穂子は次郎が、完成した機体のテスト飛行でしばらく帰って来れない間に家を出て療養所に戻り、最期を迎えます。そしてラストシーンでは菜穂子が次郎に「生きて」とメッセージを残して天国へと旅立っていきます。おそらくスタジオジブリ作品の中ではのヒロインが最期に亡くなる唯一の作品ではないかと思います。最期のシーンは感動的でした。懸命に病気と戦いながらも夢を追いかける次郎の心の支えであり続けた菜穂子と、自分の夢を追い続けて必死に生きた次郎の心温まる作品でした。