三日目のトップランナーは新庄駅を6:30分に発車する秋田行きの普通列車です。山形新幹線の終着駅新庄と秋田新幹線との接続駅である大曲までの区間は、本線という菜の幹線鉄道に分類されていますが、ほとんど閑散ローカル線です。新庄から秋田方面へ直通する列車はわずかに10本しかなく、沿線の風景も民家がちらほら見られるほかは田園風景が続きます。山形新幹線が山形まで開通した頃は特急こまくさも走って、幹線らしさを残していたんですが、廃止された今はローカル輸送だけとなってしまいました。
新庄を出ると真室川までの区間列車がいくつか設定されていますが、真室川を出ると列車の本数がぐっと少なくなります。そして難読駅名のひとつ及位駅に到着。ここから院内までの間は複線化されていますが、これは特急つばさが頻繁に行きかっていた頃のなごりです。そして少しずつ開けたところが増えてくると横堀。ここからは秋田に向かう列車も少し増えて、さらに湯沢・北上線との接続駅である横手と進むと秋田への列車が増えてきます。
そして、秋田新幹線との接続駅である大曲に8:12分に到着。ここから秋田までは一部区間を除き、秋田新幹線との単線並列区間となります。なお、田沢湖線で運用されている701系電車は奥羽本線には乗り入れておらず、線内折り返しとなっているため、奥羽本線の線路を走ることはありません。後ろの車両から後方へ流れていく光景を見てみると、標準機の線路と狭軌の線路が並んで敷設されている区間は日本中探しても非常に珍しい光景です。そんななか、秋田発東京行きのこまち18号が走り去っていくのが見えました。私の乗った列車も次第に住宅地が増えてきて、秋田到着のアナウンスが入り、9:02分に秋田到着。ここで次の男鹿線の発車時刻まで1時間25分あるので、お土産を買いに行ってきました。どこのお店で買おうか、何を買おうか次男と俺でもないこれでもないといいながら楽しくショッピング。私はさくらもろこしと秋田と言えばなまはげということで、なまはげのお面をかたどったなまはげ饅頭を買って、次男も「僕もこれにする」と言って同じものを買いました。そして私の買ったお土産は山口の実家に、次男の買ったお土産は元嫁のアパートに送りました。次男がお金を出そうとするので、遠慮させたくなかったので、私がお土産代金と送料を出してやりました。
ショッピングを終えて駅のホームに戻ると男鹿線の列車が入線しており、10:27分に秋田を発車。途中追分までは奥羽本線の線路を走って、追分で左方向に分岐して男鹿半島に沿って西へと向かいます。この男鹿線も男鹿半島観光の重要な足として活躍しています。私の乗った列車も観光客と思われる乗客がたくさん乗ってました。そして男鹿駅には11:22分に到着。この男鹿線、男鹿なまはげラインという愛称がつけられています。そして男鹿線の各駅名標にもなまはげの絵がデザインされてました。
大曲を出発してすぐのところで写した風景です。左側の線路が秋田新幹線用・右側が奥羽本専用の線路です。線路幅が違うのがよくわかります。