昨日、明治神宮球場で行われたヤクルトスワローズVS広島カープの試合で、ウラディミール･バレンティン選手が６回に大竹投手からライトスタンドへホームランを放ち、プロ野球タイ記録の５５号に並びましたね。これまで５５本塁打を記録したのは王さんと近鉄→巨人に在籍したタフィー･ローズ選手・西武に在籍したアレックスカブレラ選手の三人だけで、今回、バレンティン選手で４人目となります。ヤクルトは２２試合残しているので、おそらくこの記録を抜くのは間違いないでしょう。果たしてどこまでホームランを量産してシーズンを終えるのか、楽しみですね。ただ、私が気になるのは、ホームランのプロ野球記録に近づくたび、相手ピッチャーが勝負を避けるシーンが見られることです。王さんがホームラン記録を作ったのが１９６４年。この当時、相手ピッチャーはそれまでのホームラン記録に近づくと勝負を避けていたんでしょうか？おそらく真っ向勝負にこだわっていたのではないかと思います。相手チームにとってはホームランを打たれるというのは、勝負の行方を左右しかねないだけに、勝ちにこだわる気持ちはわかりますが、敬遠などという策はとらずに、真っ向勝負を挑んでほしいと思います。それでホームランを打たれたのなら仕方がないと私は思うのですが。
ただ、昨日のバレンティン選手のホームランを打った球は高めのボール球だったように見えましたが、パワーであそこまで持っていくなんてすごいですね。タイガースかホークスにトレードでやってこないかなぁ～。
ちなみに、彼のすごいところはハイペースでホームランを量産しているところ。１０９試合・３７７打数で達成して、本塁打率は６･８５と過去に５５本ホームランを打った選手の中でも桁違いにホームランを打つ確率が高いところです。このままの調子で行くと６０号の大台に乗せるのも時間の問題じゃないかと思います。タイガースにとってライバルチームでありますが、アッパレをあげたいとおもいます。
