2001年9月11日・世界を震撼させたアメリカの同時多発テロ事件から明日で12年になります。世界貿易センタービルに２機・アメリカ国防総省ペンタゴンに１機・そして乗客の気転によりホワイトハウスに向かっていた１機がピッツバーグ郊外で墜落。世界貿易センタービルは、飛行機が激突したことによる航空燃料が漏れて、火災が発生し、熱に耐え切れなくなった建物が崩壊。多数の乗客とビルの中に取り残された人が犠牲になったほか、アメリカの国防の中枢を担うペンタゴンが攻撃されて、ここでも多数の犠牲者が出ました。そしてピッツバーグ郊外に墜落した航空機の乗客乗員も全員が犠牲となるなど、世界中に大きな衝撃を与えました。この事件はアルカイダの仕業とされ、アメリカはその首謀者であるオサマ･ビン･ラディン容疑者を必死に菜って探し、暗殺に成功しましたが、対テロ戦争としてアメリカが始めたアフガニスタン・イラクでの戦争は長期化･泥沼化し、アフガニスタンはカルザイ大統領が就任しましたが、今もテロ組織タリバンの影響が強く残るなどの問題を抱えています。また、イラクでも大量破壊兵器が存在するとして始まった戦争で、長年対立してきたサダム・フセイン大統領を暗殺しましたが、その後も、イラク各地で爆弾テロが頻発するなど政情が安定しません。
対テロ戦争の引き金となったアメリカ同時多発テロ事件の映像を見たとき、私は映画のワンシーンを見ているようなそんな気がしました。この事件があったとき、私は仕事で、夜勤の昼休憩のときにこの事件を知ったんですが、航空機が世界貿易センタービルに激突するときは事故かと思いました。しかし全容が明らかになるに連れてテロ事件であることがわかり、日本もいつこのような攻撃が行われるかわからないという恐怖を感じたのを今でも覚えています。幸いなことに日本では航空機を使ったテロ事件は起きていませんが、テロ事件の火種は世界各地でくすぶっています。このような事件が二度と起こらないように願うと共に、明日は息子にも何が起こった日なのか、わかりやすく話をしようと思います。
