今日で東日本大震災から2年がたちました。マグニチュード9,0という国内地震の観測史上最大の規模だったあの地震は最大30メートルを超える大津波と最大震度7,0という激しい揺れと福島原発事故という未曾有の大災害をもたらしました。
東日本大震災により今も30万人以上の人々が避難生活を強いられ、行方不明者も2800人以上に上ります。そして今も必死で支援を続ける人たちがいる中で、懸念されているのが記憶の風化という問題です。今私たちに必要なのは、この大震災から学んだ教訓を、次にやってくる大震災に生かすことだろうと思います。いつかは起こる東海地震や南海トラフを震源とする地震。これらの地震が発生したときに今回の東日本大震災で得た教訓を生かすことができれば被害を最小限にとどめることができるのではないかと思います。
また、政府自民党は経済を優先させるために民主党が決めた原発再稼動させないということを翻して、原発再稼動を決めましたが防波堤によって守られているから津波対策は十分とされていた福島原発で起こったことを忘れてしまったのでしょうか。あのすさまじい破壊力を持った津波の前に、何の役にも立たなかった防波堤の安全神話を未だに信じているのでしょうか。発電コストが安い原発ですが、ひとたびあのような災害に巻き込まれ、メルトダウンを起こせばとんでもない被害を引き起こすことは十分分かったはずです。政府は原発に変わる代替エネルギーの構築を急ぐべきで、原発に頼らない政策を実現させるべきです。
それと被災者の間で問題になっているのが、DVの問題。被災して仕事がなくなり、家にいることが多くなった夫婦間で狭い仮設住宅での暮らしの中でストレスがたまり、ドメスティックバイオレンスを起こす人が増えているそうです。被災者の精神的な負担の緩和も急がなければならない課題だと思います。せっかく生き延びた命なんですから、このような悲しいことを引き起こしてほしくないです。
また、一向に進まない復興住宅の問題や交通インフラの問題など、被災地が抱えている問題はたくさんあります。早く被災地が元気になれるように、まずは私たちが頑張らなくてはいけないそう思ったしだいです。
