九州新幹線長崎ルートについて

　昨日長崎県内を車で走ってきましたが、九州新幹線長崎ルートに関する何か垂れ幕みたいなのを見かけるかと思ったのですが、目だったのは長崎国体の宣伝ばかりで、新幹線に関する看板みたいなのは見かけませんでした。長崎ルートといえば博多から新鳥栖までは九州新幹線を走り、新鳥栖→武雄温泉間は長崎本線・佐世保線を走り、武雄温泉→長崎間が新幹線規格を走るというルートになっていますが、問題は運用される車両で、フリーゲージトレインの導入を目指しているそうですが、フリーゲージトレインの場合、車重が重くなりすぐて、新幹線区間でも最高スピードを低く抑えざるを得ない点や、車両の製造コストが非常に高くつくという問題点があります。JR九州は新大阪乗り入れを実現したいそうですが、最高スピードが遅い車両の直通運転にJR西日本は難色を示しているそうです。

　私は長崎新幹線の車両の開発に当たって、何もフリーゲージトレインにこだわる必要はないと思います。JR東日本が秋田･山形新幹線で導入したミニ新幹線方式で十分だと思います。この方式にすると線路をもう一本増設する必要がありますが、長崎本線や佐世保線は夜間の貨物の運転がほとんどないため夜間に集中して工事を行えば列車の運休などの措置をとる必要もないと思います。それに新幹線区間でものぞみやさくらと同じように時速300キロ運転も容易です。私としてはこちらの方式のほうが時間短縮効果も大きく、コストの面でも有利だと思いますが。