sakura542gouのブログ

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九州新幹線長崎ルート、全面開業は25年度以降

 国土交通省は11日、九州新幹線長崎ルートの開業について、フリーゲージトレインを本格導入する全面開業が当初予定の2022年から3年遅い25年度以降にずれ込む見通しを明らかにしました。フリーゲージトレイン(FGT)の開発が難航し、量産化が間に合わないためとしています。国交省によると、全面開業で使う量産車の設計・製造の開始は22年度にずれ込み、運転士の訓練などを含めると、24年度末までかかるということです。鹿児島ルートに乗り入れる博多→新鳥栖間の運行システム改修も24年度末までかかるということです。
 国交省によると、FGTは14年10月からの耐久走行試験で、車軸などの部品の破損や摩耗が見つかり、試験は1年以上休止しています。国交省は昨年12月、量産車の生産が22年度には間に合わず、当面は開発段階で使う先行車両1~2編成を使って開業させる案も示していました。
 今回の見通しは今後の部品改良などが順調に進むことが前提で、問題が解決できなければ全面開業がさらに遅れる懸念もあります。

長崎ルートは博多~長崎間の総延長およそ143キロ。コストなどの問題から、新鳥栖~武雄温泉は在来線・武雄温泉~長崎がフル規格新幹線のレールとなります。


ここで一つ疑問なのが、なぜFGTにこだわるのかなぁってことです。在来線に新幹線車両を走らせるというのであれば、ミニ新幹線という選択肢もあるはずです。幸い、長崎本線佐世保線には夜間に走る列車は設定されていませんし、気象条件から見ても、山形新幹線秋田新幹線よりも条件的にはいいはずです。新鳥栖→武雄温泉間に新幹線と同じ1435ミリの線路を敷いて、三線軌条とすれば、新幹線車両を開発すれば済むだけですし、夜間に集中して工事に取り掛かれば、日中の在来線の運行にも影響は出ないと思います。

FGTは車両の構造が複雑になるぶん、メンテナンス費用も掛かりますし、山陽新幹線への乗り入れもできないなどのデメリットもあります。ミニ新幹線方式を採用すれば、九州新幹線さくらやみずほと連結して走らせることも可能です。こちらのほうが、メリットがあるように思うんですが、いかがでしょうか?