毎年、2012年以降はこの日になると、震災当日のことを中心に書いていますが、今年もこの日がやってきましたね。長いようで早かったような、時の流れを実感します。
この地震の後も、熊本や北海道胆振地方、能登半島で大震災が起きて、大きな被害が出ました。特に能登半島地震では志賀原発の間近で激しい揺れを伴う津波も襲来し、あの福島原発の悪夢が再び起きるのではないかと思った方も多いのではないかと思います。幸い全ての電源が喪失する最悪な事態は免れましたが、もしメルトダウンが起きていたら、能登半島北部の方々は空港も港湾施設も破壊され、道路も鉄道も寸断された中で、避難は困難を極めたと思います。
原発のリスクは、福島の廃炉作業が全く進んでいないことや、今も20000人の方が故郷に帰れないけどを考えると、ハイリスクでハイコストな電源ではないかと思います。
事故発生時に東電は、あれだけの津波が襲来し、全ての電源が喪失する事態は予見できなかったといい、裁判でもこのやような自体が起きるとは予見できなかったとの判決が確定しています。しかし、過去の津波被害からはどれだけの津波が押し寄せたかはわかっていたはずで、早くに対策を打たなかった、東電と政権与党の怠慢が招いた事態だろうと思います。
3.11を迎え、仕事から帰ったら、手を合わせて亡くなられた方のご冥福を祈りたいと思います。
