sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

企業経営者は紳士たれ

このところ、大きく報道されている、ビックモーターの保険金不正請求事件。顧客から預かった車に故意に傷をつけて、損害保険会社に保険料を不正に請求して、保険会社に損害を与えたのがことの発端で、長い間に渡って行われていたことが判明するなど、次々に不正が発覚してますよね。最早信頼は失墜したとみて間違い無いかと思います。

この事件の背景には、過酷なノルマがあったとされ、営業成績が上がらなければ、恫喝などのハラスメントも公然と行われていたとか。昔、自動車関連の仕事をしていて、自動車を製造する仕事をしていた私から言わせて貰えば、ふざけるなって思います。私はビックモーターから車を購入したり、車検や修理を依頼したことはありませんが、私の知らないところで、このような悪質中古車販売会社に修理をディーラーが発注している可能性は、ゼロでは無いよなと思いました。

本当に車に関わる仕事をしている多くの人たちに対する、最大の裏切りだと思います。

この事件の発覚後、監督官庁国交省が監査に乗り出すということですので、今後厳しい罰則が課されることになります。ビックモーターに対する監査が必要であるのと同時に、保険業務の監督官庁である、金融庁はまだ損害保険会社に対して、監査に乗り出す動きを見せて無いですね。故意に車に傷がつけられて、保険を使って修理したなら、当然保険の等級が上がって、最終的に消費者の負担増となって、我々に帰ってくるわけで、保険会社も支払わなくていい修理代を払っていたわけで、直ちに監査を実施し、消費者が不利益を被るような支払いがあった場合は、保険金の返還命令を出すべきです。

私も社会に出て33年働いてきましたが、この間にも数多くの企業の不祥事や刑事事件が明るみにされてきました。バレなければ何をやってもいいと考えた結果がこのような大きな代償を払わなくてはならなくなったわけで、企業経営者は、常に社会に対して・従業員とその家族に対しては、常に紳士であり続けなければならない。そう思う私です。顧客や従業員に対して高圧的・威圧的な会社は、情け容赦なく淘汰されます。そのことを肝に銘じていただきたいです。

今、ビックモーターは修理の受付を停止していて、おそらく車も売れなくなるでしょう。店頭に並んでいる車たちが可哀想に見えてくる私です。