アニメ制作会社の京都アニメーションの第一スタジオが、青葉真司容疑者によって放火され、36人の方が亡くなって、33人の方が重軽傷を負った放火殺人事件から今日で一年になりました。青葉真司容疑者は、自分の小説を盗作されたという趣旨の供述をしているそうですが、大量殺人の動機に結びつく供述は得られておらず、動機は不明な点が多いということだそうです。何が彼をこのような凄惨な事件に駆り立てたのかはわかりませんが、多くのアニメーターの命が奪われたこの事件は、ファンのみならず、社会に大きな衝撃を与え、震撼させました。
京都アニメーションの作品を見てみると、どの作品も細かい描写で、美しい映像とストーリーで見るものを魅了してくれます。京都アニメーションのスタッフの方が残した作品のエンドロールを見てみると、亡くなられた方の名前がたくさん出てきて、事件が起きたとき、どれだけ熱かっただろう。どんなに苦しかっただろうと思うと、胸が締め付けられるような感じになります。
今度9月にはヴァイオレット・エヴァーガーデンの最新作が公開されます。あの悪夢のような事件のあと、最初に公開される映画です。事件を乗り越えて、残されたスタッフのみなさんが作り上げた
映画。亡くなられた皆さんの心意気も感じながら鑑賞してこようと思います。
