昨日、録画したまま、まだ見ていなかった、直下型の巨大地震に見舞われた仮想の東京で、起きうる様々な出来事を、現在想定されている被害の様子を克明に描いた「パラレル東京」を観ました。発災からの4日間を、仮想のテレビ局のキャスター目線で見た様々な出来事が描かれてました。発災直後に起きる大火災や、火災旋風の脅威・デマの拡散により、避難者がパニックに陥る・道路がたくさんの人で溢れ、多くの人が倒れて命を落とす群衆雪崩・通電火災・相次ぐ余震や、倒壊した建築物などの影響で困難を究める消防・救出活動、余震によって堤防が決壊し、0メートル地帯に流れ込む河川の水など、数多くの起こりうる事象が時系列で再現されており、いつかやってくる大災害に対する備えの大切さを改めて実感しました。私達が今できるのは、大災害が発生した時に、いかに被害を軽減させることができるか、被害を拡大させないようにできるかということだと思います。通電火災を防ぐために、避難するときにブレーカーを遮断する・外出中に地震に遭遇した場合は無理に帰宅しようとせずに、その場で安全な場所に留まり、家族で落ち着いたらどこで落ち合うのか決めておく、最低一週間を乗り切れるくらいの避難用物資を備蓄しておく。転倒しそうな家財道具の補強をしておく。これだけでも死傷者や被害を大きく減らせることができるそうです。
いつかはやってくる大災害。その時に生き延びるすべを、平穏な今のうちに考えておくのも必要だと思った私です。
