平野美宇選手、卓球アジア選手権優勝

　卓球のアジア選手権が中国で行われ、15日の女子決勝戦で、17歳になったばかりの平野美宇選手(エリートアカデミー)が、中国の陳夢選手に11－9・11－8・11・7のセットカウント3‐0でストレート勝ちして、初優勝を飾りました。日本人選手の優勝は1996年大会の小山ちれ選手以来21年ぶりだそうで、日本勢3人目の優勝を果たしました。

　平野選手は14日の準々決勝でリオデジャネイロオリンピック金メダリストで、世界ランキング1位の丁寧選手をセットカウント3‐2で撃破して、昨日の準決勝でも世界ランキング2位の朱雨玲選手にストレート勝ちして、中国勢を立て続けに破って、決勝に進んでいました。

　一月の全日本選手権で、日本のエース石川佳純選手を破って優勝してから3か月。着実に世界のトップ選手へと成長していますね。

　決勝では、世界ランキング5位の陳夢選手との対戦でしたが、相手の強打にもひるむことなく相手を上回るスピードで圧倒しました。

　これでランキングにも変化があると思いますが、東京オリンピックでの活躍が楽しみになりましたね。このままの調子で行けば、東京オリンピックでは、長年コンビを組んできた伊藤美誠選手とのミウミマコンビが見られるかもしれませんね。順当に行けば、石川佳純選手と伊藤美誠選手・平野美宇選手が選出されるのかもしれませんが、彼女の高速ラリーは世界で戦ううえで必要な武器になると思います。東京オリンピックでは、まだ手にしていない金メダルを目指して頑張ってほしいです。