DV＝ドメスティックバイオレンスの略ですが、DVと言うと、男性が女性に対して振るうものと言うイメージが強いかもしれませんね。確かに件数では男性が女性に暴力をふるった、暴言浴びせかけたということのほうがはるかに多いんですが、最近は女性から男性にふるうDVと言うのも増えているんだそうです。理由は様々あるそうなんですが、不景気で収入が減ったら、『この甲斐性なし。出て行け』『お前みたいな役立たずはいなくなってしまえ』などの暴言を浴びせかけるほか、男性が女性にふるうのと同じように、身体的な暴力も多くなってきているんだそうです。このような背景には何が潜んでいるんでしょうか。元嫁のパターンを元に考えてみると、自分の思い通りにならないと暴言を吐き捨てることが多かったです。いわば、精神的に追いつめるパターンです。また、女性も働いていて、女性のほうが収入が多いとなると、パワーバランスが微妙に崩れて、女性のほうが、家の中で優位に立ち、自分より立場の弱くなった男性に対して暴力をふるう。そういう傾向が見られるそうです。
どんな理由があるにせよ、DVは絶対に許されることのない犯罪です。家庭では家族はみんな同じ立場に立っているはずです。昔は『誰のお陰で飯が食えると思ってるんだ』などと言っている男性がいましたが、これは明らかに女性蔑視だと思います。またこの逆で『この甲斐性なし』とか、男性のプライドを傷つけるような言動も自分の夫を夫と思っていない典型的なパターンだと思います。家族みんな対等なんだということを肝に銘じておく必要があるんじゃないでしょうか。
