昨日の日本時間2時過ぎに発覚したイスラム国による日本人ジャーナリスト2人の拘束事件。交渉期限は72時間と向こう側は要求してきているようですが、日本政府も拘束された日本人ジャーナリストの救出に全力を挙げると行っていますが、難しい判断をせまられることになりそうですね。
恐らく相手は安部首相がエジプトで表明した、イスラム国の戦闘によって大きな被害を受けたシリア・イラク国民の人道的援助に対して反応したものだと思いますが、その支援額と同じ2億$を要求するという、あまりにも残忍な犯行に憤りを覚えます。相手は、日本政府がイスラム国掃討に加担したと言っていますが、日本はイスラム国に対して軍事的な攻撃もしていませんし、空爆を続ける周辺国やアメリカに加担しているわけでもありません。なので、彼らが行っていることは全く当てはまらないのではないかと思いますが、そんなことは彼らにとってはどうでもいいことなんでしょうね。
拘束された湯川さんと後藤さんの救出を最優先に考えて行動し、判断するのは当然のことと思いますが、だからと言って彼らが要求するような身代金を支払うと、「こいつらは脅せばいくらでも金を払う」と言う風に思われて、犯行がさらにエスカレートする可能性もありますし、さらにテロ組織を弱体化させるどころか、より強くしてしまうことになります。なので、日本政府にはいくら脅しをかけてきてもびた一文支払う意思のないことを明確にとって欲しいと思います。
これ以上奴らの野蛮な行為を見逃していてはいけません。絶対にテロは許さないというのを一人ひとりの声は小さいかもしれませんが、発し続けることが大事だと思います。