きのうの昼に、音楽発表会の合間を見ながら携帯のニューステロップを見て知った、長崎県佐世保市で起こった高1女子高生殺害事件。長崎県警は佐世保市の高校1年松尾愛和（あいわ)さん15歳を殺害したとして、同じ高校に通う同級生の女子生徒を殺人容疑で逮捕し、発表しました。県警によると松尾さんの遺体は首と左手首が切断されていたそうです。松尾さんの死後に生徒が切断したと見て、死体損壊容疑でも調べる方針だそうです。
発表によると、女子生徒は26日午後8時ごろ、自宅マンションで、松尾さんの後頭部を工具で何度も殴ったうえ、紐のような物で首を絞めて殺害した疑いがあります。女子生徒はこの部屋で一人暮らしをしていたそうです。「すべて私がやりました｣と話しているそうです。
二人は中学と高校が同じで、高校はクラスも一緒だったそうです。県警によると、松雄さんは26日午後2～3時ごろ、「遊びに行く」と言って外出。午後6時40分ごろ、｢今から帰る」と母親にメールがあったそうですが、帰宅しなかったため午後11時ごろ、両親が110番通報し、捜索願を出したそうです。27日午前3時20分ごろ、捜査員が女子生徒宅を訪れ、室内のベッドで血を流して仰向けに倒れている松尾さんを見つけたそうです。
県警によると、ベッドの上には遺体のほか、遺体の切断に使われたと見られる刃物があり、ベッド脇には殺害に使われたと見られる工具も残されていたそうです。県警は、女子生徒が松尾さんを殺害後、遺体を切断したと見ており、他にも切断しようとした痕があったということです。
松尾さんが見つかった際、女子生徒は室内におらず、マンションの敷地内で身柄を確保されたと言うことです。当初は「知りません。夕方ごろ別れた｣と話し、関与を否定していたそうですが、その後、佐世保警察署で事情を聴かれ、容疑を認めたそうです。女子生徒は、母親が昨年秋に亡くなったあと、父親が今年には行って再婚。市内で暮らす父親らとは別に、4月から一人暮らしをしていたそうです。
この二人の間に特に大きなトラブルがあったとも書かれていませんので、一体何が、この女子生徒を、このような凶行に駆り立てたのか解らないですね。発作的に起こった事件なのか、それとも計画性があったのか、また、明白な殺意があったのかどうかなど、今後の捜査の行方を見守るしかないと思いますが、中学時代から仲はよかったという報道もあり、いっそうこの女子生徒の心の中が解らないです。
一方で、二人が通っていた高校では、校長が生徒全員に対して事件の詳しい経過を話したそうです。中には精神的に不安定になる生徒もいて、今後の心理的なカウンセラーによる治療も必要になってくると思います。
この事件で命を無残にも奪われてしまった松尾愛和さんに対して、心よりご冥福を祈りたいと思います。
