sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

世にも恐怖?な私の体験パート2

 これも20年位前の話なんですが、私が会社の休みを使って、青春18切符が一日分残っていたので、日豊本線を南下して佐伯まで行ってみようと思い、電車に揺られていたときの話です。時刻表を見ると、後続の寝台特急富士と特急にちりんに別府駅で追い抜かれることがわかったので、駅での停車時間を利用して、富士とレッドエクスプレス色を纏った485系にちりんを写して、駅のスタンプも押して、昼食用の駅弁も買って、自分が確保していた座席に戻ろうと、別府駅のホームを歩いていたときのこと。見知らぬおばちゃんが「ちょっとちょっとあんた」と私に声をかけてくるではありませんか。わたしは「なんだろう」と思って、そのおばちゃんのところに行くと、そのおばちゃん「あんたタバコを吸うかと聞いてくるので、私は「いいや吸わんよ」と言って、自分の席に戻ろうとすると、「あんた、ちょっとタバコ買ってきてくれんか」というので、わたしは「このおばはん、なんなんだと思いながらも「タバコならそこの売店で売ってるから自分で買ってくればというと、そのおばちゃん「私がタバコを買いに言っている間に電車が発車したらいけないから、あんたに買ってきてって頼んでるの」というではありませんか。「それじゃあ俺が買いにいってる間に電車が出発してもええんかいと思ったので、「停車時間ならまだあるから自分でいけばいいじゃん」というと、そのおばちゃん、なぜか怒り出して大声で「皆さん、この人は、私がタバコを買ってきてって頼んでも買ってきてくれないんですよ~言い出すので、いたたまれなくなった私は「わかったから金をよこせ」と言って500円を受け取って、売店で指名された銘柄を買って、「はい、タバコとおつりが250円」と言ってタバコとお釣りを手渡して自分の席に戻ろうとしたら、そのおばちゃん「ちょっとあんた、おつり300円じゃないの」というので、私は「ハァ?」という感じで、「あのね、このタバコは250円なの。そして500円貰ったからおつりは250円でしょうが」というと、そのおばちゃんさらにヒートアップ。大きな声で「皆さん、この人はね、タバコのおつりを騙し取ろうとしているんですよ~」というので、私は「あ~もう~わかったから50円返すからこれでサヨナラ」と言って自分の席に戻ったら、そのおばちゃんがなぜかついてきて、タバコの吸い方について私に説教「あのね、私は看護婦をやっているからよくわかるんだけど、タバコはね、息深く吸ってはだめなの。こうやって吸ったらすぐに吐き出すくらいがちょうどいいのよ。あんたも覚えときなさい」はい?私は一番最初にタバコは吸わないといったはずですけど・・・。タバコの吸い方について説教されたって、吸ったことないからわからんわ~」と言ってやりたくなりましたが、なんかいうとまたヒートアップするかもしれないのでやめときました。そして、タバコのことについてあれこれしゃべくり倒したこのおばちゃん。やがて電車は大分駅到着のアナウンスが入り、電車が速度を落とし始めたところでおばちゃんが「あんた、どこまで行くの?」と聞いてくるので「大分の先の佐伯まで行く」というと「あらそう、私はね」というので、このおばちゃんも佐伯まで行くって言うんじゃなかろうか?と思ったんですが、「ここで降りるけど、世の中変な人が多いから、私みたいな大人がついて行った方がいいんだろうけど、気をつけていきなさいよ」というではありませんか。私は心の中で「あんたが一番変なんや~」とツッコミを入れてやりたくなりました。このおばちゃんのおかげで、自分が吸わないタバコを買いに生かされて、50円ふんだくられて、タバコの吸い方について説教されて、全くとんでもない目にあいました。この変なおばちゃん看護婦をしているということでしたが、そのおばちゃんの勤める病院の行く先が見えた様な気がした私です。この事件、タバコ買ってきておばちゃん事件と呼んで、我が家で語り継がれています。自分が吸わないタバコを買っているときの感触ってなんかものすごく変な感触でした。何で俺は自分が吸わないタバコを買いに売店に来てるんだろうと・・・。タバコを買ったのは後にも先にもこの事件のときだけです。