sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

今こそ日韓が協力し合うときでは?韓国旅客船沈没事故

 韓国で起きた旅客船沈没事故。今も270人もの人の安否がわからず、死者は33人に上る大惨事となりました。この事故では船長が逮捕されて、今後の詳しい事故原因の究明が行われると思いますが、今までの調査でわかっているのは、事故当時、操船していた3等航海士は、現場海域での操船が初めてだったということで、経験の浅い3等航海士に潮流の早い現場海域の操船を任せたため、事故に繋がった可能性が高まったと報道されています。
 沈没した旅客船セウォル号は、沈没直前に急に右舷側に急旋回したことがわかっており、、進路変更の指示や速度が適切だったのかが焦点になっています。また、急旋回したときに船長が操舵室を離れていたことも判明し、60代の船長と20代の3等航海士・50代の操舵手の3人を逮捕しました。
 今回の事故では、韓国当局は船体を複数のクレーン船で引き上げる計画を検討しています。しかしこの計画には多くの困難が伴うそうです。現場では沈没した船を4隻の大型クレーン船が取り囲み、今日にはもう1隻到着する予定だそうです。セウォル号は全長150メートルで、50階建てビルが横たわったような状態で、海水が入って重量が増した船体を引き上げることになるため、バランスを崩せば船体を損傷する可能性もあるといいます。また、現場は韓国で最も潮流の早い海域の一つで、潜水士が釣り上げようのチェーンを船体にかけるだけでも、潮流が弱まる時間にしか作業ができず、数日かかると見られています。まずクレーン船で船体を固定し、穴を開けて船内を調べるのが優先。その上で船体を引き上げるのか分割をするのかを決めるべきだと言うことだそうです。専門家の話では一ヶ月以上かかると見られています。
 
この沈没事故、船内を調査するにも、船体を引き上げるにも多くの困難が伴うと思います。韓国と同じく海洋国家としての経験が豊富な日本と韓国が協力し合うべきときじゃないかと思います。日本と韓国の間には歴史認識問題や竹島の領有権を巡る対立など政治的な問題も抱えていますが、韓国の朴大統領も政治的な問題は今回は切り離して、乗客の救出を第一に考えて、いつでも要請があれば出動できる日本の海上保安庁などと連携して、対応に当たるべきではないでしょうか。
 
そして日本も関門海峡など潮流の早い海上交通の難所として知られているところがたくさんあります。決してこの事故を対岸の火事として捉えるのではなく、安全最優先で船の運航に当たってほしいと思います。