福島を12:54分に発車する米沢行きに乗って福島を発車した列車は1435ミリの標準軌の線路を走り出して、東北新幹線から分岐してきた線路と合流。ここからは在来線のローカル列車と最新鋭の新幹線が同じ線路を走る区間へと足を踏み入れていきます。奥羽本線は福島を出るとすぐに板谷峠越えにかかり、庭坂を出ると最大38‰の急勾配に挑んでいきます。昔は庭坂より先、赤岩・板谷・峠・大沢と4駅連続してスイッチバックがあったところですが、今はスイッチバックは廃止されて、旅情という点では味気なくなってしまった感があります。しかし、山深い風景は昔と変わらず、急カーブも連続します。山形新幹線も在来線区間は最高130キロで走りますが、この区間は急カーブが連続するので米沢まで40,1キロを35分程度かけて走ります。その急勾配を駆け下りて米沢盆地に入って、米沢牛で全国にその名を知られる米沢に13:40分に到着。青春18切符での移動となる場合、福島～米沢間の普通列車の運転本数が極端に少ないため、どうしても一本の列車に集中するのか、かなり混雑していたんですが、その後を受けて接続する13:48分発の山形行きもかなりの混雑した状態で発車しました。ここからは山形の都市圏輸送区間に入るんですが、もう少し普通列車の運転本数を増やしてもよさそうな気もしますが。
米沢を発車するまでにビデオカメラのハードディスクに記録したまま残っていた動画を削除していたところ、気づかずに福島～米沢間を写した動画まで削除してしまい、ちょっとショック
もう少しよく確認してから削除すればよかったです。
もう少しよく確認してから削除すればよかったです。 気を取り直して米沢より先の風景を撮影しながら列車は南北に連なる盆地を走り抜けて、途中赤湯で山形鉄道と接続。この路線は旧国鉄長井線を転換した路線で、今も元気に第さんセクター鉄道として走っています。この路線もいつかは乗りに来ようと思いながら山形鉄道のディーゼルカーを見送って、赤湯を発車。温泉で有名なかみのやま温泉を過ぎて、山形に着いたのが14:33分。このまま、今日の宿泊地の新庄まで一気に走りぬけてもいいのですが、まだ未乗車の左沢線に乗るため、山形でしばし休憩。次の左沢線の左沢行きは15:26分。左沢線はフルーツライン左沢線の愛称がつけられているとおり、沿線には果樹園が目立ちます。左沢線には専用の機は01系が導入されており、白地に水色の爽やかな塗装が施されています。
福島駅で写した奥羽本線の米沢行き719系。新幹線と同じ標準軌に改軌されているため、JRの在来線としては線路幅が広いのがお分かりいただけるでしょうか。
左沢線専用のキハ101系です。車内は通勤通学対策としてロングシートでトイレはついておりません。
左沢行きの行き先表示標。これであてらざわと読みます。難読駅名のひとつです。
左沢線は北山形で奥羽本線と別れて、進路を西にとります。そして、新興住宅地と果樹園が混在する中を走り抜けていきます。特に沿線では西洋梨の栽培が盛んなようで、左沢駅の駅名標も西洋梨をかたどったものでした。途中では最上川の流れも見ることができます。
左沢駅の駅舎。乗ってきた列車に乗らないと新庄到着が大幅に遅くなってしまうため、駅舎を撮影して、すぐにまた今乗ってきた列車に乗り込みました。左沢発車は16:15分。そしてしばらくして見えてきたのが最上川です。
左沢を発車して写した写真です。このあたらいはまだ上流部に当たるので、川幅がかなり狭いですね。
そしてしばらく惰眠をむさぼって山形についたのが17:00ちょうど。ここから奥羽本線を北上して新庄を目指すわけですが、次の新庄行きは17:44分。通勤通学時間帯にかかっているということで、山形発車時点ではけっこうな乗車率がありましたが、天童でかなりの下車があって、さくらんぼ東根・村山・大石田と新幹線が停車する駅でまとまった下車があり、乗ってくる人はほとんどいなくて、日の暮れた山形県北部をローカル列車は走って新庄に着いたのが18:58分。今日はここで終わりで、改札を抜けてスタンプを押して明日の朝の食料を調達したあと、ホテルに直行。まずは夕食を食べにホテルのレストランへ。
ホテルのレストランで食べた刺身の盛り合わせや、ミックスフライなど。私はアルコールが入っておいしく頂きました。この後大浴場があるというので、荷物を部屋に置いて、着替えを持って大浴場へ直行。やっぱり足を延ばして入るお風呂は最高に気持ちがいいですね。さっぱりしたあとで、各自部屋に戻って次男はベッドに入るとすぐに眠ったようです。息子もたぶん疲れてすぐに寝たんでしょうね。私もニュースを見て深い眠りに落ちていきました。
