sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

大韓航空機撃墜事件から30年

 昨日9月1日は1983年の東西冷戦のさなかに起こった大韓航空機撃墜事件から30年の節目の年でした。ニューヨーク発アンカレッジ経由ソウル行きの大韓航空機が本来の航路を大きく外れて、旧ソビエトの領空に侵入し、、ソ連の戦闘機によって撃墜された事件ですが、この事件は当時の全世界に大きな衝撃を与えました。この飛行機には多くの日本人も搭乗しており、多くに犠牲者を出した事件でした。当時、小学6年生だった私もこの事件を知ったとき、何故普通の飛行機を撃ち落さなければならなかったのかということを思ったのを今でも覚えています。その疑問は今も私の心の中にあって、どこかの国の戦闘機が領空侵犯したというのであれば、撃墜もやむなしとも思えるのですが、何の攻撃力も持たない民間機を撃ち落すというのは、30年たった今でも信じられないです。
 私は、事件から9年たった1992年の夏のお盆休みに北海道を旅して、日本最北端の宗谷岬に向かったんですが、宗谷岬には日本最北端の記念碑と共に、大韓航空機が撃墜されて多くの機体の破片や乗客の持っていた荷物などが漂流したこの地に、大韓航空機撃墜事件で犠牲になった乗客乗員の霊を慰めるために建立された慰霊碑が、飛行機がまっさかさまに墜落する形で建立されていたので、そっと両手を合わせて参拝してきました。
 あれから30年がたち、国際情勢も大きく様変わりしてきました。しかしソ連を引き継いだロシアは今もこの事件にかかわる情報を公開していません。誰の命令で撃ち落したのか、責任の所在はどこにあるのか、そういったことが一切公表されておらず、真相は未だに解明されていません。ロシアとして墓この事件として片付けてしまうつもりなのかどうかはわかりませんが、やはり事件の真相は公にするべきではないかと思います。