sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ひめゆり学徒隊

 今日の新聞の社会面にひめゆり学徒隊のことが掲載されてました。修学旅行向けの出張講和を9月で終了するそうです。戦争の悲惨さを伝えるために元隊員などが出張し、体験を語る活動を続けてこられたそうですが、九月末で終えることを決めたそうです。元退院がなくなるなどして減って、やむなく終了を決めたそうです。元隊員の活動拠点は糸満市にある「ひめゆり平和祈念資料館」1989年に沖縄戦を後世に伝えるために開館しました。館内では元隊員の方が「証言員」として
来館者に講和をしています。私も新婚旅行で訪れたときに元隊員の方からの生々しい証言を聞いて、改めて戦争のおろかさ・そのあともずっと残る悲しみや苦しみそういったことを胸に焼き付けて帰ってきました。私は、沖縄への新婚旅行を決めたときに、沖縄の歴史を語る上で、決して忘れてはならないことだと思い、新婚旅行のコースに組み込みました。一緒に行った元嫁は新婚旅行に何故そんなくらいところを見なければならないのかと反対しましたが、俺たち戦争を知らない世代が今度産まれてくる自分たちの子供に、日本が犯した過ちを繰り返すことが無いように伝えていく責任がある。そう言い聞かせて訪れました。資料館の中は隊員の方たちが使っていた治療用の道具や、戦場の様子がリアルに再現されていました。この祈念資料館を訪れて思ったのが、「あの戦争は一体誰のための、何のための戦争だったんだろう」ということです。あの戦争がなければ沖縄での地上戦の悲惨な出来事や、東京などを襲った各地の大空襲や広島・長崎原爆の悲劇もなかったのだろうと思うと、戦争への恐ろしさと怒りにも似た感情を覚えます。ひめゆり学徒隊の方たちも、戦後68年という時間が経過して一段と高齢化が進み、ひめゆり学徒隊の悲惨な出来事を語り継いでいく後継者が年を追うごとに少なくなってしまってます。私はアウシュビッツ強制収容所・広島の原爆ドームとともにこのひめゆり平和祈念資料館も人類が犯した負の遺産として世界遺産に登録してみてはどうかと思います。そして、沖縄で起こった悲惨な歴史を少しでも多くの人に見てほしい。そう願っています