sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

県内の体罰・56件

 大阪市立桜宮高校で起こった体罰が原因の生徒の自殺を受けて、文科省体罰の実態について各都道府県の教育委員会に調査をするように指示を出しましたが、山口県内の体罰の実態が明らかになりました。教諭による児童・生徒への体罰が昨年度、県内の43の公立学校で53件あったことがわかったそうです。すでに把握済みの3件を含めて56件、被害を受けた児童・生徒は115人に上るそうです。
 県教委は県内すべての効率の小中高・支援学校など571項を対象に、児童・生徒や保護者・教職員のアンケートを実施。このような調査は初めてのため、把握数が大幅に増えたそうです。把握済みの3件とあわせた体罰の合計は、小学校が14校8被害児童25人)、中学校24校(被害生徒53人)高校8校8被害生徒37人)このうち中学校で教諭が生徒の額に頭を押し付けたり、平手で頬をたたいたりして怪我を負わせたのが2件あったそうです。いずれも教諭が生徒を注意する際のことだったようです。県教委の広川晋教職員課長は「事案の詳細を調査し、厳正に対処したい」と話しており、県教委は今後弁護士や臨床心理士など第三者からなる「体罰問題検討会議」を開いて、体罰の未然防止や早期の対応について検討するそうです。
 今回の記事で気になったのが把握件数が大幅に増えたということです。ということは、今までは見過ごされてきた事案がもっと多いと思うからです。今まで誰も文句を言ってこなかったからこれくらいいいだろうという考えもあったのかもしれませんし、体罰体罰として実感していなかったのかもしれませんし、自分は殴られて強くなったんだと思い込んで知るのかもしれません。県教委ももっと早く、文科省の指示があるなしにかかわらず調査をすべきだったかもしれませんね。体罰を受けて心が傷つくのは児童・生徒なのですから。
 その一方で、児童・生徒の側にも問題があるような気もします。やってはいけないことをやったとか、いくら注意しても言うことを聞かないなどの問題行動があったのかもしれません。でも、暴力によって解決するというのはありえない話です。先生も粘り強く・体罰に訴えることなく児童・生徒と向き合ってほしいと思います。