島鉄に乗って諫早駅に戻るときは進行方向左手に座って雲仙岳を眺めながら帰ることにしました。車窓から見える普賢岳は今も盛んに水蒸気が吹き上がっているのが見えて、活発な火山であることを物語っていました。この島鉄の走る島原市も普賢岳の噴火で大きな被害を受けた町で、あの大規模な大火砕流は今もその爪あとを山肌に見ることができます。その普賢岳が次第に遠ざかっていくと諫早市に入って、広大な干拓地の中を走っていきます。そして、諫早駅に到着して列車を降りて再びドライブスタート。有明海沿いの景色を堪能しながら島鉄の線路と一緒に島原半島を南下。途中、ちらりと諫早水門が見えました。この水門によって隔てられた水域はアサリなどの大量死などの環境の変化をもたらしており、水門をあけるかどうか、議論は平行線をたどっています。裁判では開門して調査するように判決が下されたんですが、どのような決着が図られるのでしょうか。さて、諫早市から島原市に入って、名物駅舎になっている島原駅を写して、おなかがすいてきたのでこの先にある道の駅水無本陣深江でちょっと遅めの昼食を。ここで有名な料理といえば倶雑煮。そしてスイーツでは寒ざらし。倶雑煮はお餅やねぎや大根などたくさんの具が入っており、熱々で食べると最高にマイウーです。寒ざらしも上品な甘さで、寒ざらし粉を練って作られた団子との相性も抜群です。この日は穏やかな天気に恵まれて比較的温かな日和でしたが、倶雑煮定食を食べて体もホカホカして最高においしい昼ごはんを食べました。