OBバンドが結成されて最初の発表の場所となったのがみんなの出身校である高校の文化祭。このときに演奏したのがモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークやスピッツのチェリー・ミスターチルドレンのヒット曲メドレーなどでした。アイネ・クライネ・ナハトムジークは細かい動きの音符が途中であって、けっこう私にとっては難しい曲でしたが、なんとかごまかしがきく程度になって本番を迎えました。
先ず八時ごろに在校生も含めて全員集合して、発表する曲目や順番など最後の打ち合わせをして、部室にいって本番前最後の練習をして文化部発表の時間を待ちました。先ずは演劇部がステージ発表をしている間に楽器を部室から持ち出して体育館に運んで待機。11月も終わりになるとかなり冷え込むようになって待ってる間もけっこう寒かったですが、寒いことより気をつけなければならないのが、楽器を冷やさないようにすること。楽器が冷えてしまうと部室でチューニングしたときよりも音程が下がってしまい、音程が狂ってしまうからで、息を吹き込んでは楽器を冷やさないようにしてました。そして、演劇部の発表が終わり、私たちが楽器をステージにセットして、最後の音あわせ。そこで音程の最終調整をして幕が開くとともにアイネ・クライネ・ナハトムジークを演奏。出だしは上々で、中盤にあるトロンボーンにとっては難しい細かい音符の連続の箇所に入って、なんとか私もついていくことが出来ました。そしてミスターチルドレンのヒット曲メドレーでは、クロスロードやイノセントワールド・トゥモローネバーノーズの3曲を演奏し、スピッツのチェリーではサビの部分をスタンディングプレー。かっこよく?決めることが出来ました。そして、無事に私たち吹奏楽部の発表は終わって部室に戻って、楽器の片付けなどを済ませた後、私たちも生徒たちが製作した展示物や、販売用の品物を見てまわって自分が在籍していたときのころを思い出してました。こうして私たちOBバンドの最初のステージは終わったのでした。
