昨日決選投票が行われたフランス大統領選挙。EUとの協調路線を掲げ、合法的な移民の受け入れに寛容な方針を示す中道のマクロン氏と、EU離脱の国民投票を掲げ、意味政策に対しても厳しい姿勢で臨む方針を表明していた極右政党「フランス国民戦線」のルペン氏との一騎打ちとなりましたが、投開票の結果、マクロン氏が勝利をおさめ、次期大統領の職に就任することになりました。私もフランスがEUに残留する道を選ぶのか、離脱する道を選ぶのか、注意深く見ていたんですが、マクロン氏が勝利を収めて、ひとまずはよかったというのが本音でしょうか。
ただ、今回の選挙戦でフランス国民の間には深い分断が残される結果となり、国民の間に深まった溝をどのように修復していくのか、頻発するテロなどの凶悪事件に対して、どのように臨んでいくのか、高止まりする失業率をどのように改善していくのかなど、課題は山積しています。マクロン氏は就任早々難しい課題と向き合うことになると思います。中でも一番の問題はテロ対策でしょうか。新聞社が襲撃されて以降、フランス各地でテロ事件が起こっていますが、どの様にして対策を打っていくのか、頭の痛い問題だろうと思います。
マクロン氏は39歳と若いので、国民が結束するような、強いリーダーシップを発揮してもらいたいですね。
