sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録統一教会編

 いよいよ子供たちが夏休みに突入した2005年7月。息子にとってはかれこれ5回目の夏休みでしたが、次男にとっては初めての夏休み。子供たちは学校や幼稚園に行かないので、友達となかなか会える機会が減ってしまって、少し退屈そうにしてる様子が垣間見られました。
 そして夏休みが始まって7月の終わりに、私は元嫁と”懸賞で当選した”韓国へのフライトを控えていて、私の両親には「韓国への航空券が当たったんじゃけど、大人2枚分しかないので、子供たちをしばらく預かってもらえないか?」と頼むと、私の両親も「気を付けて行ってらっしゃい」と、何の疑いも持たずに送り出してくれました。
 出発当日の7月31日。あらかじめ購入しておいた新幹線の乗車券と、特急券を改札に通して博多行きののぞみに乗車。短距離乗車なので、指定席はとらず、自由席に乗って博多に着いたのが昼前。そこから市営地下鉄に乗り換えて福岡空港で下車して、国際線ターミナルに移動。ターミナルに着くと旅行代理店の担当者が旗を振って待ってました。実はこの旅行代理店、世一トラベル(よいちトラベル)は統一教会の関連会社で、主に韓国で統一教会主催のイベントがある時に韓国への渡航者を一元的に取り扱っている会社でした。私も一瞬「世一」と、統一教会と同じ一の文字を見た時、嫌な胸騒ぎを覚えたんですが、「まぁ何かの偶然だろう」と思って気にしないようにしてましたが、出発時刻が迫るにつれて次第に世一トラベルの担当者の周りに集まる人が増えてきて、「懸賞で当たったにしては嫌に人数が多いな。」と思ってました。「ふつう懸賞じゃぁ、こんなには集まらないよな」と思って改めて元嫁に「このフライトは、本当に懸賞で当たったんだよな?嘘じゃねーよな?」と念を押すと、「何?私を疑ってるの?こんなんで嘘ついたってしょうがないじゃん」というので、その時は元嫁の言うことを信じようと思った私です。しかし私の心に芽生えた疑念は消えないまま、韓国の仁川国際空港に到着。仁川空港に到着して入国審査を済ませて、空港のターミナルに着くと、私の疑念は疑惑に変わりました。
 というのも、世一トラベルの担当者があちこちにいて、いくら何でも懸賞でこんな何千人もの人間を韓国に渡航させるわけがないと思ったからです。
 それでも韓国に来てしまって、帰国の便も指定されている状態では、韓国に入国せざるを得ない状況で、何十台ものバスに分乗して指定されたホテルに向かった私たちです。そして指定されたソウル市内のホテルに到着して、改めて集まった人数を見てみると、明らかに懸賞で当たったというのは嘘だというのが分かるような状況でした。「元嫁は絶対俺に何かを隠している」そう確信した私は帰国のフライトの中で問い詰めてやろうと思った次第です。そして元嫁が私に嘘をついていたと明らかにわかったのが、韓国に到着した翌日、8月1日になってからでした。