大阪府高槻市の物流会社の駐車場で、13日深夜に少女と見られる遺体が見つかった事件で、府警は18日、遺体は指紋から大阪府寝屋川市の市立中木田中学校1年生平田奈津美さん(13)と確認したと発表しました。また、平田さんと行動を共にしていたと見られる同じ中学校の男子生徒(12)の行方もわからなくなっており、府警は事件に巻き込まれた可能性があるとして行方を捜しているそうです。
府警によると、二人の母親が14日「行方が分らなくなっている｣と府警寝屋川署に行方不明届けを出しました。
二人の母親が寝屋川署にした説明によると、平田さんは行き先を告げずに、12日午後6時ごろ外出。男子生徒は同日午後9時ごろ「平田さんと遊びに行く」と言って家を出たそうです。その後男子生徒は母親に「平田さんの家に泊まってもいい?」と聞いてきたそうです。
平田さんの母親が13日午前1時ごろ勤務先から帰宅した際、平田さんは自宅にはいなかったそうです。携帯電話に電話をかけたそうですが、連絡はとれず、自宅から簡易テントが持ち出されていたそうです。
平田さんは失踪当時、白いシャツにデニムの短パンだったそうです。遺体で見つかった際の服装や顔などの身体的特徴もよく似ていたそうです。
一方、男子生徒は黒の半袖Tシャツにメッシュ地のやいシャツを羽織り、黒の短パンをはいていたそうです。黒のショルダーバッグも見につけていたそうです。
二人は12日午後9時過ぎ、自宅近くのコンビニ内で一緒にいる様子が、店内の防犯カメラに映っているのが確認されています。二人の目撃情報はこれが最後になっています。
男子生徒は親族との無料通信アプリ『ライン」のやり取りで、京都方面に出かけることをほのめかしていたそうです。また、男子生徒の母親は警察に「友人関係でトラブルがあった」と話しているそうです。
府警は15日未明、二人の携帯電話が発する電波をもとに位置確認をしようとしたそうですが、いずれも電源が切れていたそうです。同日正午ごろ、男子生徒の行方を捜していた母親が、京阪電鉄寝屋川市駅の駐輪場で、男子生徒が浸かっていた黄緑色の自転車が放置されているのを見つけたそうです。
平田さんの遺体は13日午後11時35分ごろ、配送業務を終えた物流会社の社員が見つけたそうです。顔全体は粘着テープで何重にも巻かれ、両手首も同一と見られるテープで後ろ手に縛られていたほか、左胸･左腕・左腹部・左足に30箇所以上の刺し傷があったといいます。
この事件更に男子生徒までが行方不明になっているとのことですが、何が起きたのでしょうか。まだ行方がわかっていない男子生徒の行方も気になりますし、反抗の異常性から、犯人の残忍さが際立つ様な気がします。いったい犯人は何が目的で、このような事件を起したんでしょうか。男子生徒には友人関係でトラブルがあったということですが、この事件と何らかの関係があるのか、今後の捜査の進展を見守るしかないと思いますが、一刻も早く犯人逮捕に結び付けて欲しいなと思います。
平田さんが命を落とす前に見たものは、犯人のどのような顔だったんでしょうか。鬼のような形相をした顔だったんでしょうか。平田さんが味わった恐怖と痛みと苦しみを思うと心が傷みますね。
