今日の新聞で、5月の終わりに長崎県を修学旅行で訪れた横浜市の中学校の生徒が、長崎原爆の語り部の活動をされている原爆被爆者の方に「死に損ないのクソじじい」という暴言を吐いていたことがわかり、抗議の電話を受けた学校校長が謝罪するということがあったということが記事に載せられていました。この暴言を吐いた中学生は、話を聞くときの態度が悪くて、語り部をされている方から出て行くようにいわれて、それを逆恨みしていったということだそうです。
人の話を聞くときの態度が悪かったという点も問題ですが、原爆投下という人類がこれまで経験したことのない悲惨な地獄の中を必死で生き抜いてこられた方に対しての暴言は決して許されるものではありませんし、たった一人の生徒のこのような態度で、他のまじめに話を聞いている生徒まで、同じ穴の狢と思われてしまうのが残念です。
人として相手に言っていいことと悪いことがあります。特に相手が悲惨な思いをされてきた人であれば、必死で行きぬいてこられたことに対して尊敬の思いをもつべきだろうと思います。それを死に損ないのクソじじいとは・・・このことをいった生徒も問題ですが、このようなことをいうような子供に育てた親にも問題がある様な気がします。注意されたことを逆恨みしてはいた暴言だそうですから。