ロシアのソチで行われたオリンピックが幕を下ろしてからもうまもなく2週間が過ぎようとしています。平和の祭典であるオリンピックが終わって、まだそう日にちもたっていないのに、ウクライナの政変を巡って、ロシアと欧米各国が激しく対立をしていますよね。欧米各国はウクライナの暫定政権を支持し、ロシアはヤヌコービッチ元大統領を支持し、それが欧米対ロシアの対立となっているわけですが、この民主化・ヨーロッパよりの政権を求めたのは他でもない、ウクライナ国民なのですから、ロシアもウクライナ国民が下した民意を最大限尊重すべきなのではないでしょうか。確かに黒海に面したクリミア半島は、天然資源が豊富で、ロシアとしてもウクライナを自分の影響下においておきたいという思惑もあるのかもしれませんが、あくまでもウクライナはロシアの領土ではなく、一つの国です。なんとしても、平和な解決を望みたいところです。武力衝突だけはなんとしても避けてほしい。そう願います。
あの素晴らしいソチオリンピックを成功させたロシアです。平和への願いも理解しているはずです。
クロスカントリースキーでロシアの選手が転倒してスキー板が折れて、それでもあきらめずにゴールを目指す姿に、カナダのコーチがスキー板を貸してあげて、最後まで滑りきった選手と、カナダの選手団は賞賛に値する行動です。ロシア政府もこのことは知っているはずですし、この大会で他国との強調や平和が大切だということを学んだはずです。ロシア政府もこのような平和の祭典を開いておきながら、武力によって威嚇するような、相反する行為は直ちにやめてほしい。私はそう願います。
