森元首相の発言

　ソチオリンピックのフィギュアの浅田選手に対する森元首相の発言「あの子は大事なところでいつも転ぶ」が物議をかもし出していますよね。確かに、団体戦や個人のショートプログラムでは緊張からか、精彩を欠いていたのは確かだと思いますし、本調子ではなかったと思います。しかし、どんな選手だって試合になれば緊張はすると思ういますし、失敗することだってあります。元首相は浅田選手をかばうつもりで発言したと釈明していますが、私にはとてもそういうふうには思えません。なんか失敗したのが悪い・揚げ足取りみたいな嫌な感じがします。「負けると分っていた団体戦に出場させて恥をかかせることはなかった｣とも言ってますが、勝つか負けるかはやってみないとわからないですし、どこの国の選手も、それぞれのトップアスリートが出てくるわけですから、そう簡単に勝てるわけでもないですし、一国の元首相がこういう発言をするのはいかがなものかと思います。この発言は世界で戦っているスポーツ選手に対する侮辱であり、敬意のかけらも感じられない気がします。普通だったら競技を終えた選手にかける言葉は｢お疲れ様でした｣だろうと私は思うのですが。森元首相の発言は、いろいろと物議をかもし出すことが多いですよね。まさに口は災いの元。相手に敬意を払う・かばうつもりでの発言ならもっと慎重に言葉を選ぶべきだと思います。