広島県呉市で起こった少女殺害事件。死体遺棄容疑で逮捕された広島市の無職の少女は、事件の動機についてスマホに悪口をかかれて腹が立ったなどと供述しているようですが、なんとも短絡的な動機な気がします。なぜそれだけの理由でこのような事件を引き起こそうと考えたのかは、今後の捜査を待たないと分らないと思いますが、腹が立ったから殺すというのはあまりにも考え方が短絡的過ぎて、大人として怖い気がします。この事件には第三者の関与が強く疑われており、逮捕された少女は遺棄現場で殺害したと説明している少女と、広島市内で待ち合わせ、別人の運転する車で山に向かったと供述しているようです。
当初はタクシーで向かったと供述していたようですが、該当するタクシーは存在せず、事件について追及したところ、供述を変えたようです。今後はさらに詳しい動機の解明や、車の運転者が一体誰なのかが、大きな捜査の問題だと思いますが、このような痛ましい事件を起こす前に一呼吸おいて、自分が今何をしようとしているのかじっくりと考えてほしいです。
また、名古屋市で中学2年生の男子生徒が自殺した事件、これもアンケートの結果や残されたノートへの書き込みなどから、いじめが原因の可能性が高いということが分ったそうです。死ね・キモイなどの暴言を浴びせかけられていたというアンケートの答えもあったようです。私が経験したいじめと今のいじめは本質的には何も変わっていない・・・。そう思った私です。たびたびこのブログでも訴えていますが、言葉というのは人に生きる希望や力を与える道具にもなれば、人を死に追いやることもできる凶器にも変わるのです。自分が言われて辛い･苦しい・悲しいと思うことは絶対人に言わない。これが人として生きる上でとても大切なことです。このような人として当たり前のことが分らないような人間に、人間として生きていく上での人権を偉そうの語るなといいたいです。今までいじめが原因で自殺していった子供たちが一体何を命がけで訴えたかったのか、そのことを今いじめを行っている人に真剣に考えてもらいたいです。私は幼い頃から人を人として認めないような人はいずれ同じ目にあう･天につばを吐くと自分に帰ってくる。そう両親に教えられて育ってきました。人を人として認め合う。これがいじめを少しでもなくしていくうえで大切だと思いますが。
